2012年12月9日日曜日

Don't shoot the messenger

先日の shoot a movie の shoot は映画を撮影するという意味でしたが、この shoot は本来の射るとか撃つという意味です。撃たれるのは messenger で、知らせを運ぶ伝達役です。歴史スペクタクルの小説や映画で、敵の messenger が信書を持ってくるシーンがよくあります。即座に降伏せよといった内容で、怒った王はその場で messenger の首をはね、戦闘に突入するというのが、定番のシナリオです。悪い知らせを持ってきた messenger を非難しても、問題の解決にはならないですよという意味で、Don't shoot the messenger という表現がよくつかわれます。
写真は iPhone アプリ Vision-English-4 Verbs(ECA Corp.より近日リリース予定)より
誠に損な役回りの messenger ですが、現代社会では殺される心配はないので、 messenger 役を天職とする人もいます。上司の代理として会議に出席し、不始末やら冴えない営業成績やらの報告をするのです。偉い人からこっぴどく叱られるわけですが、神妙な顔をしてひたすら反省している風を装います。会議が終わればすっきりと忘れて、夜の宴会の演目を考えていたりします。このタイプの部下を重宝してかわいがるような部長さんもいるのです。あなたの職場で、そんな光景を目にしたことはありませんか?

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